概要
Microsoft の "行動規範" と呼ばれる主要なルールには、Microsoft のツールやアプリを使うときに認められる行為、認められない行為の説明が書かれています。Microsoft は、他の人を傷つける可能性がある行為、他の人を危害のリスクにさらす可能性がある行為、Microsoft のアプリや Web サイトに問題を引き起こす可能性がある行為を禁止しています。ルール違反が発生したと判断される場合、Microsoft は、プライバシーや発言の自由について、また、どのような情報が人々から求められているかについても考慮します。
Microsoft の "ポリシー" と呼ばれるルールは、Microsoft アプリ、Web サイト、ゲームを、いつもすべての人が快適に使える安全な形で提供するために定められています。ポリシーには、誰もが快適にサービスを使って学んだり何かを生み出したりできるように、ユーザーがしてはいけない行為、出してはいけない情報の説明が書かれています。
この続きを読んで、いつも安全にオンラインの活動を楽しみましょう。
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サービスを悪用して、他のユーザーのコンピューターやオンライン プラットフォームに損傷や危害を与えてはいけません。たとえば、Microsoft は以下のような行為を禁止しています。
他の人のアカウント、コンピューター、またはシステムに許可なく侵入しようとすること。
Microsoft や他の人々のために機能するしくみを混乱させるソフトウェアやコードを追加すること。
Web サイトやサービスに問題を引き起こすこと。たとえば、過大な負荷をかけて正常な動作を妨げること (これを "サービス拒否攻撃" といいます)。
サービスのルールや保護を不当に回避するための方法を見つけること。たとえば、AI システムをハッキングすることや、許可なく Web サイトから情報を抜き出すこと (これを "スクレイピング" といいます)。
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Microsoft は、どのような人も疎外されない、すべての人が安心してサービスを使える状況を望んでいます。ユーザーの皆様に、他の人とつながり、攻撃的でない方法で自身を表現できる場所を提供したいと考えています。いじめ、他の人を傷つける行為は禁止します。たとえば、以下のような行為は認められません。
他の人の粗さがしをすることや、萎縮させようとすること。
他の人を侮辱することや、劣ったものとして扱うこと。
他の人を怖がらせる行為や困惑させる行為などを、誰かから制止されても続けること。
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Microsoft は、子供たちのオンライン環境での安全を守るため、真摯に努力しています。子供を傷つける可能性がある行為、危険にさらす可能性がある行為は禁止します。これには、性的な目的でサービスを使って子供に危害を加えたり子供をだましたりする行為の禁止が含まれます。Microsoft は、子供に危害を与える可能性がある行為について絶えず監視を続けており、ルール違反を見つけた場合は National Center for Missing and Exploited Children(NCMEC: 全米行方不明/被搾取児童センター) という機関に報告します。
子供に危害を与える行為には、たとえば、身体のプライベートな部分の写真やビデオを共有することや、子供を傷つける目的でだますこと、何か有害なことをする目的で子供に会おうとすることなど、さまざまな行為が該当します。性的なメッセージや写真を共有すること、子供に不安感を与えるメッセージや写真を共有することはルール違反です。Microsoft のルールにおける "子供" とは、年齢が 18 歳に満たないすべての人です。Microsoft は、危害から子供の身を守るために真摯に努力しています。
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Microsoft は、Microsoft 製品を使って他の人を傷つけることを禁止しています。とりわけ、誰かと申し合わせて他の人を身体的に傷つけようとする行為は絶対に認められません。
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Microsoft は、投票の参考になる良質な情報が得られる環境を保ちたいと考えています。AI ツールを使って偽の写真やビデオ、音声をでっち上げ、政治家の実際にはない発言をあったかのように思わせたり、実際にあった行為をなかったかのように思わせたりすることは禁止します。このルールは、選挙の公正性、真実性を保つために設けられているものです。
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他の人のプライベートな情報や個人情報を許可なく共有してはいけません。安全でいるために、ある種の個人情報は公表しないようにすることが大切です (たとえば、自分や友人の居場所など)。確信が持てないときは、信頼できる大人に相談して、共有しても安全な情報はどれか、伏せたほうがよい情報がどれかを一緒に考えてもらいましょう。
以下は、共有してはいけない情報の例です。
個人情報。たとえば、誰かの住んでいる場所が知られることは、その人の身の危険につながる可能性があります。
ログインに使われるアカウントの情報。たとえば、誰かのユーザー名、パスワードなど。
公式な書類。たとえば、社会保障番号やパスポート番号など。
金銭に関する秘密の個人情報。たとえば、銀行口座番号やクレジット カード番号は、なりすましや金銭の盗難に使われる可能性があります。
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非常に恐ろしい、または暴力性が強い写真やビデオは、見た人を動揺させる可能性があります。もちろん、暴力的であっても教訓やニュースとしての価値が高い画像や映像があるのは確かですが、Microsoft は、人々が安心して過ごせるオンライン環境を保ちたいと考えています。
現実のひどい暴力や怪我を見せている写真や動画 (ビデオ ゲームのような模倣ではなく、人が本当に傷つけ合う様子などを実写で撮影したもの) は禁止します。たとえば、以下のようなものはこれに該当します。
人が重症を負う様子や死に至る様子を映したビデオや写真。
自分の家族や自分が保護すべき対象である相手に対して危害を加えている人の様子。
重傷を負った人体。
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Microsoft は、誰もがサービスを使ってオンラインの活動に参加できる環境を保ちたいと考えています。他の人々の特性 (性別、宗教、出身地など) を理由にして、その人々への悪意やヘイト (憎しみ) を含む内容を投稿することは禁止します。たとえば、以下のようなものはこれに該当します。
ある人々の特性を理由にして、その人々に危害を加えることを促す内容。
誰かの名前をあげつらう、または誰かを動物にたとえることでその人を不愉快にさせる内容。
ある特性の人々について、その特性を理由にして有害な意見を広める内容。
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Microsoft は、創作物について作者が持っている権利を尊重しており、同じようにユーザーの皆様が尊重することを期待します。ユーザーは、サービスを使って独自のコンテンツを作ることや共有することができる場合があります。しかし、他の人が権利を持っているものを、その権利者の許可なく投稿、共有、送信することはできません。これには、誰かが生み出した写真、ロゴや、その他あらゆる種類の創作物が含まれます。
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Microsoft は、他の人のプライベートで性的な写真やビデオを、許可なく別の人に共有することを禁止します。そのようなものは "合意のない私的な映像や画像" (NCII) と呼ばれます。この禁止事項には、テクノロジを使って本物のように見える偽の写真をでっち上げる行為も該当します。サービスの上で NCII の共有や作成を行うことはルール違反であり、また、この種のコンテンツを称賛する内容や提供を求める内容を投稿することは認められません。
さらに、Microsoft は、この種のプライベートな写真やビデオを共有すると言って誰かを脅し、金銭や他の写真などを提供させようとすることを禁止します。これは "性的脅迫" と呼ばれる行為です。
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Microsoft のツールやアプリを使って、性的な写真、ビデオ、または性行為を要求して引き換えに金銭などを渡すことや、それらを提供して金銭などを受け取ることを禁止します。
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スパムとは、同じメッセージを何度も送信することや、見たいと思われていないもの、希望されていないものを投稿することを意味します。たとえば、以下のような行為はスパムとして禁止されています。
メッセージやメールを、それを受け取りたくない人や希望していない人々に対して送りつける。
事実とは異なるタイトル、写真、説明文を人々に示し、提供コンテンツが別のものであるかのように誤認させる。
大量のリンクや非常に多くの反復的な内容を、意味をなさない、または役に立たない形で投稿する。
オンライン環境の事柄についてランク付けや情報表示を行うシステムをだまそうとする。
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Microsoft は、詐欺行為のためにサービスを使うことを禁止しています。つまり、他の人になりすますことや、他の人をだまして情報やお金を取り上げようとすることは認められません。また、フィッシング (パスワードなどの個人情報を聞き出すために偽のメールやメッセージを送りつける行為) も禁止しています。
たとえば、Microsoft は以下のようなことを認めていません。
短期間で大金持ちになる方法など、嘘のお金儲け話を持ちかける。
偽のいいね、視聴数、コメントをプラットフォーム上で販売する。
メールに嘘のタイトルを付ける、または他の人になりすます。
メール送信者の素性を明かさない、またはメッセージの配信を止める方法を知らせない。
偽のログイン画面やメール文面を使って受信者をだまし、ログイン情報やその他の個人情報を盗む。
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自殺や自傷行為に関するコンテンツは人々を自傷へと導く可能性があるため、そのようなものを公開すると Microsoft によって差し止められます。とはいえ、感情について語りたい、体験を共有したい、同じような問題を抱える他の人々に支えてもらいたいというユーザーの思いは理解できます。
以下は、Microsoft が禁止している行為の例です。
自傷の具体的なやり方について語る。
自傷を実行するよう求める、または自傷をすすめる。
自傷行為をした人や、そのような方法で亡くなった人の写真を共有する。
摂食障害 (健康的な食事をとることが非常に難しくなる障害) を支持するような情報を共有する。
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ユーザーの安全を守るため、Microsoft は人身売買を禁止しています。人身売買とは、金銭や価値あるものを手に入れるために誰かを犠牲にして、本人の望んでいないことを強制的に行わせる行為です。
たとえば、以下のような行為は人身売買に該当します。
本人の許可なしで、人を別の場所へ勝手に移動させたり、連れ回したりする。
嘘をついてだますことや脅すことによって他の人をコントロールする。
他の人を利用して、自分のために金銭や物品などを手に入れる。
人身売買には、強制的な労働、強制的な結婚や、その他のことを本人の同意なしで強制的に実行させる行為が含まれます。年齢や経歴に関係なく誰でも人身売買の犠牲者になるリスクがあることから、Microsoft は、サービス上で人身売買を行わせないよう真摯に努力しています。
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Microsoft は、オンライン環境で人々の安全を守ることの重要性をよく知っています。テロリストや暴力過激主義者を支援すること、暴力を煽ること、実際に暴力を行使することをいっさい認めません。また、国連が作ったリストを参照して、テロリストにあたる人々や集団を把握しています。暴力過激主義者とは、他の集団に対して暴力をふるう行動スタイルを信奉している人々です。
テロリストや暴力過激主義者にオンライン ツールを利用させないために、Microsoft は、そのような人々を称賛するメッセージ、人材の勧誘に協力するメッセージ、有害な行動への参加をすすめるメッセージなどをブロックしています。また、役に立つ安全な形でテロリズムや暴力過激主義について話し合うことができ、ニュースを共有したり、暴力反対の理由を発信したりできる環境を整えています。
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Microsoft は、他の人々への加害をすすめるコンテンツや、現実に身体的な危害を引き起こす原因になりかねないメッセージ発信をすすめるコンテンツをすべて禁止しています。
以下のようなことは認められていません。
脅迫: 深刻な危害を加える意思を伝えること。ただし、冗談や誇張した表現である場合には本当の脅迫と見なされないのが普通です。
扇動: 他の人々への加害欲をかき立てるコンテンツや、他の人または人々に深刻な危害をもたらすコンテンツを共有すること。
暴力の賛美: 人々をひどく傷つけた現実の暴力行為について、称賛や応援の声をあげること。たとえ、賛美の対象が遠い過去の出来事であっても該当します。
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Microsoft のプログラムやツールを使って、コンピューター ウイルスや、スパイ行為をするソフトウェア、何かを破壊するソフトウェアなどを広めてはいけません。Microsoft や他の誰かのコンピューター、ネットワーク、サーバーに危害をもたらす可能性があるものを共有してはいけません。
たとえば、以下のようなことは禁止されています。
他の人のコンピューターに危害をもたらす可能性があるプログラムを送信する。
ユーザーの行動を監視するために、アプリの中に秘密のコードを仕込む。
人々をだまして、実際に起きることを伝えずに、リンクのクリック操作、Web サイトへのアクセス、アプリのダウンロードを実行させる。
よく寄せられる質問
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オンラインで、違和感を覚えることや心配なことが起きた場合や、悪意を感じる発言を見かけた場合は、親や信頼できる大人に必ず相談し、どうすればよいかを一緒に考えてもらってください。
また、Microsoft にも報告することをおすすめします。ルール違反があった事柄や人についての情報を伝えると、Microsoft は、何が起きたのかをチェックし、どのような対応策が必要かを判断します。ルール違反をした人には、報告者があなたであることは絶対に知らされません。心配しないでください。報告はすべての人の安全を守る大切な行動です。
ほとんどの場合、報告操作は、そのとき使っているアプリや Web サイトの中で直接行えます。方法が見つからない場合は、Microsoft の [懸念事項の報告] から報告できます。方法がわからない場合は、親に相談してみてください。
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Microsoft では、オンライン環境で人々の安全を守るために、さまざまな種類のテクノロジを使っています。たとえば、サービス上で共有される写真やビデオのチェックには、PhotoDNA や MD5 と呼ばれる特別なツールを使います。これらのツールには、ルール違反のコンテンツを見つけ出すために役立ちます。写真が数字の集まりに変換されるため、同じ写真のコピーを見つけて公開を差し止める作業がしやすくなります。同じように、テキストと画像のルール違反や法律違反を見つけ出すためのテクノロジ ツールも使っています。そうしたツールには、誰かをだましたり傷つけたりしようとした人を発見できる機能もあります。
最後に、Microsoft は、何か問題が見つかったときにユーザー、政府、信頼できる人々から入ってくる報告にも耳を傾けています。以上のすべての方法が、ルール違反の可能性がある事柄を見つけるために役立っています。Microsoft が利用するツールは、あなたがどのアプリを使っているかによって異なります。これは、ユーザーの権利をできるだけ尊重するためです。
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サービス上で何か問題が起きたという報告が入ってくると、Microsoft では、特別なトレーニングを受けたスタッフが写真、ビデオ、メッセージを見て、Microsoft のルールに違反する点があるかどうかを確認します。実際にルール違反が見つかったら、場合によって、報告者に追加の情報提供をお願いしたり、専門家に協力を求めたりすることがあります。また、判断を下すためにテクノロジを活用することもあります。
あなたや他の誰かが Microsoft のルールに違反したときは、機能を制限させていただくことがあります。その場合、以下のような状態になる可能性があります。
あなたのコンテンツの公開制限: 投稿内容が他のユーザーに対して表示されなくなることがあります。
機能制限: サービスの一部を利用できなくなることがあります。
アカウントの一時停止: 大きなルール違反や非常に悪質な行為をしたユーザーのアカウントは、しばらくの間、または永久に、使えなくなることがあります。
ルールを守ることは、すべての人が安全に楽しく過ごせる環境を保つために役立ちます。これを忘れないでください。
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デジタル セーフティには難解な部分もあることを、Microsoft は認識しています。あなたと家族に役立つ追加情報については、こちらのリソース ページをご覧ください。
安全について学ぶのは、楽しいことでもあります。 Minecraft Education に関するサイバー セーフ シリーズでは、おなじみの角ばった世界の中でゲームを楽しみながらデジタル セーフティのいろいろな概念を探求できます。安全の詳細については "Home Sweet Hmm" で、安全にゲームを楽しむ方法については "Good Game" で、プライバシーの詳細については "Privacy Prodigy" 学ぶことができます。
Minecraft Education で AI を発見では、AI を責任ある形で使う方法を、Minecraft と "Dig Deeper" などを使って学ぶことができます。
追加のガイドライン
場合によっては、特定の Web サイトやアプリのみに適用される追加のルールやポリシーが定められていることがあります。すべてのルールにきちんと従って、充実したオンラインの時間を過ごしましょう。